この記事に引き続いて、追加調査。BTOといえば、パソコン(PC)通販のドスパラ【公式】とパソコン(PC)通販のパソコン工房【公式】。他のお店より格段に信用とサポートが厚いと思われる。この二つのお店でHackintoshできそうか。調べてみた。
ドスパラ
Core i7-8700Kのモデルで調べてみた。標準構成だと11万から買えるようだ。
マザーボードのメーカ名や型番は不明だ。購入者のコメントによると、ASRock Intel Z370 チップセット搭載 ATX マザーボード Z370 Pro4だそうだ。
まだ単体販売がされていないCore i7-8700Kを体験したく、仕事用ですが実験機として仕事場に導入しました。 6コアがどこまでCADの図面製作で威力を発揮してくれるか、色々と試して見たいと思います。今回は1151なのに、過去シリーズと互換性がないマザーZ370となります。こちらにはASROCK Z370PRO4が搭載されていました。なかなかに安定したシステムです。7700Kなどよりも確実なパワーアップを感じることが出来るので、非常に期待できるマシンだと思います。 筐体はフルタワーでとても大きいので置き場所は確保してください。
ASRock Intel Z370 チップセット搭載 ATX マザーボード Z370 Pro4
- 出版社/メーカー: ASROCK
- 発売日: 2017/11/02
- メディア: Personal Computers
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正確な情報を得るため、ドスパラにチップ名などを問い合わせてみたら、以下の回答が得られた。
出荷前のパーツのメーカー、商品型番は非公開とさせていただいております。
うーん、微妙ですね。この手のBTOで組み込まれるマザーボードは、販売されていない特別なものもあるので、買ってから使えないとなるとツラい。チップ名ぐらいは教えてほしいところだ。このブランドは怖くてHackintoshできない。
パソコン工房
同様にCore i7-8700Kのモデルで調べてみた。標準構成だと9万から買えるようだ。
やはり、マザーボードのメーカ名や型番は不明だ。でも、このページにはマザーボードの写真が掲載されている。MSIか。Z370 S01
という型番のようだが、インターネットでは何の情報も得られなかった。
ということで、直接問い合わせてみた。どうやらZ370 S01
はパソコン工房専用マザーボードで、LANのチップはRealtek RTL8111H
、オーディオのチップはRealtek ACL892
だそうだ。回答もはやく親切さを感じる。
LANチップ RTL8111H
さて、RTL8111Hは動作可能か調べてみよう。現在、MSIで発売されているマザーボードはI219-Vだと思うが、RTL8111Hらしい。これは意外だった。
I have a Gigabyte GA-Z170-HD3P with Realtek RTL8111H network adapter So far I've tried MultiBeast kext and Meizes kext but they won't work
古い情報(2016年1月)だが、RTL8111Hは動作しないという報告がある。
最新の情報を調べてみよう。RTL8111系のkextは以下にコードがある。
詳しい履歴は以下をみるとよいらしい。
どうやらVersion 2.2.1 (2016-03-12)からRTL8111H
に対応しているようだ。
オーディオチップ ACL892
こちらも調べたが、サポートされているチップなので問題なく動作するだろう。
ちなみに、これらのkextファイルを利用するには、あらかじめESPのEFI/CLOVER/kexts/Other
にコピーしておく。以下の記事どおりにやると認識しないので、上述した二つのkextを追加でコピーしたEFIで起動して、インストールする必要がある。
まとめ
ドスパラよりパソコン工房のBTOがお勧め。上記モデル以外を購入予定であれば、チップ名を問い合わせてみるとよいかも。ただ、一般に販売されていないマザーボードだけにトラブったときの対処がしにくい。BTOの新規購入であれば、以下で勧めた方法で買う方がいいだろう。総じていえることとしては、BTOの初期構成でよいなら、安価に構築の手間なくHackintoshを買えてしまうということだ。よいかもしれない。
追記
マウスコンピュータにも問い合わせてみたが、ドスパラと同様にチップ名については教えてもらえなかった。ウェブページに掲載されている情報のみで判断するしかない。ということであまり現実的でないかも。